【最終章】未踏の地へ
一週間、お待たせしました。
年が明けてしまいましたね。
今日からお仕事の方も多いのではないでしょうか。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
いよいよ、最終章です。
はい、その前に。
ここのところ、お約束になっているSNSアカウントの紹介!(笑)
今回はREASOの公式Instagram。
更新がちょっとまったりなのですが、あります。
Instagramのアカウントお持ちの方、是非、フォローを!!
因みにこれは女性限定の夜の山散歩の時の写真。
いや、したっけ、長かったなぁ・・・。
私が一番、この長さに驚いています(笑)。
ここだけの話、最初は週一で一人を紹介する予定だったんです。
でも、蓋を開けたらこんなんだったので、急遽変更に。
皆様に楽しんでいただけていると良いのですが・・・。
さて、約束は午前10時。
最終章、スタートです。
翌9月2日、月曜日。
阿蘇に向かう道中、そういえば「何かお手伝い・・・」って詰め寄ったの、カズさんだったなぁ・・・と懐かしんでいた。
昨日よりは天気は良い。
約束の時間。
仮設住宅の中の公民館。
昨夜の飲み方はビールをちょっと飲みすぎたらしい。
〜REASOの前身からREASO設立まで〜
- お休みの日に申し訳ないです・・・。
今日は1時間でちゃちゃっと終わらせちゃうんで!
早速なんですが。
南阿蘇村観光復興プロジェクト交流協議会からREASO設立までの思いは?
-
増田
「ここ」でもう一度再起しようと思った時の一番いい方法だったと思いますね。
再起するために、やり直すために。
その過程でいろんな形に変わっていっている。
皆さんの協力、思いのもとでずっとやってきていることなんで。
本当にありがたいし・・・。
そんな思いですね。
- では、設立した今年の3月26日から今日までを振り返って、どう感じていますか?
-
増田
言うだけじゃなくて、実際に行動にも移しているから。
とりあえずやってみようと。
それでどんどん積み重なっているところなんじゃないかな。
地震当初から立ちあがったグループの流れはずーっと、思いを引き継いでやっているところで。
ゴールがどこか、設定するのは難しいかもしれないけど、確実に前に進んでは行ってるとは思ってます。
〜3年後、5年後、10年後〜
-
増田
地震から今が3年目を一区切りとすると・・・一応、なんか分からんけど、10年計画で。
10年後に100%と考えて。
「よりよく家族と暮らしたい」という会社のコンセプトもあって。
今は何が正解か分からないけど。
10年後、よりよく家族と暮らせるように今を積み重ねていくことだと思うんですよ。
だから、それが3年だったら30%ですよね。1年単位にすると。
多分、今30%はいってるんだと思うんですよね。
それを1年1年コツコツと積み上げて。
10年後には、家族と友達と会社仲間とゆっくりできる時間作って、旅行でもいけたらなぁって思いますよね・・・。
社員旅行とか(笑)。
- 10年後に?(笑)
-
増田
かなぁ(笑)。
- でも、多分、あっという間に過ぎそうな気もします、10年って。
だから、尚更ですよね、毎日毎日コツコツと。
-
増田
ですねぇ・・・。
とりあえず、社員旅行は10年後だそうです、皆さん。
お楽しみに(笑)。
話は脇道へ逸れるが、印象に残っていることが一つ。
これは録音されていなかったが、この話を聞いている時にふっと思い出したこと。
前日、立野から沢津野に移動している時に建設中の橋が目に入った。
その奥に数鹿流ヶ滝。
震災以前は隠れて見えていなかった景色。
その時、あの滝知ってます?と訊かれた。
もちろん!と答える。
あの滝のたもとは正に「トトロの世界」らしい。
震災前はknotで尖ったアクティビティも展開していて。
黒川の数鹿流ヶ滝、白川の鮎返りの滝から出発する、本格的なキャニオニング。
震災前の川の状態も覚えているが、まだあの辺りは川の上流に当たる部分で。
経験値が高くないとできない遊びだ。
それを話しているカズさんは、懐かしむというより、一抹の寂しさを抱えている様にも見えた。
〜カズさんのオススメ〜
- 夜の山散歩を筆頭にイベントがHP上には現在6〜7つありますが、カズさんのオススメは?
-
増田
ですねぇ・・・。全部オススメです。
後、これから新しく発表されるイベントも含めて、全部。
すいません、それが代表としての言葉になるかと(笑)。
- ですよね(笑)。
じゃあ、これからカズさんがやってみたいって強く思っていることってありますか?
-
増田
これから、私のレストランと共通する部分でもあるんですけど。
「阿蘇の食」と「阿蘇の自然」を一緒に楽しめるようなイベントというか、場・空間を作りあげていけたらなって思ってますね。
「楽しいね」「美味しいね」っていうのを阿蘇ならではの物で、そういった言葉が聞けるようなイベントができると楽しそうだなって思いますね。
〜いろいろ2〜
- じゃあ、ここからちょっと答えづらいかもですが(笑)。
座右の銘は?
-
増田
座右の銘・・・・・・。
昨日、自分のことをひと言でって訊かれたじゃないですか。
- はい(笑)。
-
増田
すんません。やっぱり立場上、優柔不断じゃいかんかなぁって思いつつですね(笑)。
- いやでも、昨日あれからですね、優柔不断を調べたんですよ。
言葉って裏表ってあるじゃないですか。
-
増田
うん。
- 一般的にはネガティブな意味だけど・・・。
-
増田
うん。でも、やっぱ優柔不断はやめとってもらっていいですか(笑)。
- (笑)。分かりました。(と言いつつ、まんま載せてます・・・)
-
増田
臨機応変とか(笑)。
いやでも、座右の銘とか訊かれたら必ずこれを答えるとか決めてるんだろうね、芸能人とか。
- ああ・・・あるかもしれないですねぇ(笑)。
でも、ある意味、カズさん、芸能人的な感じじゃないですか、今。
-
増田
いやいやいやいや、全然(笑)。
と、ここで優柔不断の裏の意味をこんこんと伝えたが、響かなかった(笑)。
〜座右の銘〜
-
増田
座右の銘・・・。なんかあります?ヨシコちゃんは。
- 私は「温故知新」が好きですよ。
古いもの、伝統から新しいものを見つけだす、生みだすって勝手に解釈してますけど(笑)。
この言葉が大好きで。
-
増田
温故知新。あぁねえ・・・。
・・・もう優柔不断を座右の銘にしますか!(笑)
- (と言いつつ、考えるカズさん。)
-
増田
じゃあ、七転び八起きで!
前、店にダルマの絵ば飾っとって、それに書いてあったごた。
- 分かりました!(笑) じゃあ、それで!(笑)
-
- 次は、ずーっと使っている愛用品とかあります?
-
増田
愛用品?・・・物への執着がなくてですねぇ。
- 全然!ないならなしでOKですよ。
-
増田
時計もあるから付けてるだけで(笑)。
- (笑)。結構、男の人って物にこだわるイメージがあるんですけど。
そうじゃない人もいるんですね。
でも、全然!ないならないで全然良いと思います!!
-
- REASOのお客様に対してメッセージを。
-
増田
この間の会議で話が出たじゃないですか。
REASOの三つのブランドの話。
「人に優しい」とか「ここにしかないもの」とか「いっしょに楽しむ喜び」。
この三番目の「いっしょに楽しむ喜び」を大事にしたいと思うんですよね。
私とお客様という違う立場かもしれないけど、そういった「いっしょに楽しむ喜び」を分かち合う。
私とだけじゃなくて、一緒にきたお友達とか彼氏彼女とか家族とか。
そこにいる人達とその空間を味わってほしい。
その為に、イベントを組み込んでいけたらなって思っているので。
「いっしょに楽しむ喜び」を伝えていけたらなって思います。
- じゃあ、最後に。
阿蘇には「何」があるのか。
-
増田
んー・・・・・・。うん。
「笑顔」があると思いますね。
表情で笑ってなくても、心が躍るとか、心が笑顔になってるとか。
あると思うんですよね。
そういったものが、生まれる場所じゃないかなって思いますね。
- ありがとうございました。
と、ここで終わるかと思いきや。
-
増田
そうだ!思い出した!
大野美術館の大野先生、良くしてくれるんですよ。
その大野先生が描いてくれた絵をもらってて。
根子岳の上に書いてあるんです。
「夢は叶うもの、思い強ければ」って。
これば、座右の銘にしよう!!
-
大切なものが最後の最後に見つかってよかった!
ついでに、ちょっと奥様との馴れ初めを聞いてしまった(笑)。
えっと、合コンで勢いとタイミングだそうです。
よく耳にする言葉だけれど。
その「勢いとタイミング」って奇跡です(笑)。
「偶然だけど、必然なんですよね」って名言らしいこと言ってました(笑)。
そして、そこから嫁不足の話しになり。
現在村が抱えてる問題の話しになり。
(この話、私が以前所属していた会社を思い出す・・・)
「ずっとずっと先の将来ですけど。村が残るも残らないも。
それも偶然が必然になっていくのかもですね」
そのずっとずっと先の将来を、私達は見届けることはできない。
今の子供達の子供達が、その決断をくだすのだろう。
その時代に。
「地球の子供達」「月の子供達」が誇れる、憧れる阿蘇が残っていることを強く願う。
皆様、如何でしたでしょうか。
カズさんのこと、少しでも何か伝わっているといいなと思います。
さて。
このインタビュー内の言葉は編集して、少し言葉尻を変えています。
口語通りに載せている部分は少ない。
なので、ほぼ掲載していませんが、実は、出生地が大阪な影響なのでは?と思われる節がチラホラと。
夜の山散歩の現場で、天候の影響でお客様が少ない時に「小さなことからコツコツと」と西川きよし師匠の言葉がこぼれたり(笑)。
後、大阪の方って、自分の意見を言った後、「知らんけど」とか「よう知らんけど」「分からんけど」って言いがちじゃありません?
その「分からんけど」が結構出てきていて。
この人、大阪の人や・・・って密かに思てました(笑)。
次から誰かにスポットが当たります。
誰なのか?
未だ、私も知らされていないので、ドキドキです。
早く教えてくれないかなぁ・・・。
では、次週もお楽しみに!!
マツモトヨシコ(三人姉妹の長女)