増田 一正 |第二章 再起動

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【第二章】再起動

「夜の山散歩」12月21日に2019年終了。
お足を運んでいただいたお客様、ありがとうございました!
来年もお待ちしております。
まだ見ぬお客様も2020年、お待ちしております!!
そして、REASOの忘年会も無事終了した模様(笑)。
それを待っていたかのように、昨夜、12月22日、草千里、初冠雪。
やっと本格的な冬が訪れました。

すみません、そんなこんなで、んん週間、お待たせしました。
気になりますね、初恋の話し。
でも、深掘りする時間がなく、目的地に到着してしまいました(笑)。
「んんんーーー」がかなり長かったので、かなり記憶の彼方ではないかと。

と。
本題に入る前に、ひとつ、お知らせ。

カズさん、Twitter、始めてます。
ご存じの方もいらっしゃるかもですが、こちら↓↓



是非、フォローを!!

ちょっと横道に反れましたが、本題に。
到着したのは、あの場所でした・・・。

10時の約束は、立野駅前のニコニコ饅頭。
ここは私もすーごく懐かしい「場所」で。
その「場所」から田んぼのあぜ道を下って、ニコニコ饅頭さんに通ってました。

打ち合わせ中のふたり

ニコニコ饅頭とマルデンのコラボ。
その名も「ニコマル」。
「震災二大巨頭でコラボ」とカズさんは笑いながら言っていたが、いやいやどうして。
想像するだけでほっぺたがきゅっとなる。
甘酒饅頭の甘味のある皮にマルデンのあか牛ザックリミンチが入っているキーマカレー。
サイズはニコニコ饅頭より一回り大きいらしい。
お祭りの屋台などでお試しで販売したが、まだまだ改良する余地があるらしく、試作を重ねている。
でも、楽しみな話を聞いてしまった。

追加情報あり!
9月からマルデンで販売始まってます!

「一つ一つ手作りなので、数に限りはあるのですが、キッチンカー営業時にいつでも売り出してますよ〜!!」

とのこと。
実は、私、いただきました。
美味しゅうございました〜。
これからの寒い季節には特にピッタリかも!

ニコマル

    

〜再開の地〜

マルデンを再開する目処がついたと小耳に挟んでおり、この日、その場所を見せてもらう約束もしていた。
阿蘇大橋(赤橋)のたもとの、マルデンがあった場所。
そこへ向かうと思っていた。

連れていかれたのは、沢津野だった。
これは全くの偶然。
カズさんのご実家がどこにあったかなんて、ちっとも知らない。
私のリアクションが薄いので、その驚きは多分伝わっていないけれど(笑)。

でも、やはりいい空気感、気持ちが良い。
断層近くなのかもしれないけれど、この辺りには遺跡も出ていたはず。
古くからの営みの記憶が良い気として蓄積されているのかもしれない。

栃木線から見たちょとだけ鳥瞰図

なぜわざわざ火山研究センターの場所をマーキングしたかというと。
・・・・・・秘密です(笑)。
オープンするまでお楽しみを「お取り置き」ください。

お店とご自宅が併設予定。広くてカメラにおさまらなかった

ガレージを挟んだ反対側に広いなだらかな丘のように広がる敷地があり、ここを皆が遊べる公園にする予定。 この奥にも敷地があり、そこに簡易の宿泊施設を作る予定

エントランス部分。この左側もスペースがあり、ここでBBQなども考えているそう

大学生の思い出は?
増田 色々バイトしたりやってましたね。
野球もちょっとやってたけど、さっき話したみたいに辞めて。
うちの店手伝いながら学校行ったり、遊んだりしてましたね。
お店って?
増田 居酒屋やってましたね、父ちゃん、立野で。
それで地元のおっちゃんたちと色々と喋ってた覚えはありますねぇ。
大学卒業後は?
増田 経済学部だったので、その頃、金融関係に興味があって。
その方面に就職して大阪に。
25歳で3年目を迎えるタイミングで、父ちゃんが病気になったこともあって。
元々、帰ってくるつもりは少しあったんですけど。
その時にちょっと・・・、自分のことも、家のことも含めて・・・。
これから先どうしていこうかって考えて、帰ってきたところはありますね。
長男ですしね。
帰って来てからは?
増田 父ちゃんの店の手伝いして、ゴルフ場のレストランもしてたんで、そこにも入って。
レストランだけじゃあってんで、地元の旅館さんで旅館の仕事の勉強もさせてもらって。
マルデンを始めたのはおいくつで?
増田 33か34だったかなぁ。
始めはゴルフ場や旅館のメニューもあって、今みたいにカレーがメインではなかったですね。
阿蘇の田舎料理とか、野菜大盛りのちゃんぽんとか。
そういったメニューでスタートさせました。
学生も多かったんで、日替わり定食やったりとかですね。
   
やりながら色々考え直すことがあって。
あか牛のステーキを売りにやって行こうって決まって。
店始めて2年目くらいに方向転換して、その中でカレーも出てきて。
その後、改装もして、やっと整ったところで地震でしたね。
新しいマルデンはいつオープン予定?
増田 なるべく早くにはオープンしたいですね。
今週(2019/9/1現)で大凡の設計と予算が組めるんで、その確認作業が終わり次第、業者と話を詰めて着工ですかね。
メニューも新しい物を?
増田 そうですね、その辺も。
コンセプトをこの場所で「阿蘇の食事」と「阿蘇の時間」を楽しめるようなメニュー作りでやっていきたいですね。
お肉も野菜もカレーもですね。

※因みに調理師免許がなくても営業できるらしいです。食品衛生法の基準に達していなかったらNGだけど。飲食に携わっていたのに知らなかった・・・。

〜少しだけ地震のこと〜

左上がメルヘン村。そこから、目の前の道路まですべて土砂で塞がった

ガレージのこの赤丸部分がフックになって家の2階部分は崩れなかったらしい

聞き知っている方も多いかもしれないが。
本震当日は、朝方まで消防団の皆さんで救助活動を行っていた。
5人助け出せたが、お一人の方が亡くなられている。
カズさんのおば様だったらしい。
赤橋の情報は、そのおば様を外に引っぱり出せた頃、早朝入ってきた。
携帯電話もラジオも情報を知る手立てが何もない中、お店の状態を確認するために歩いた。
途中には東海大の寮。
泣き崩れている学生達の姿。
一帯にガスの匂いが充満していた。
そして、阿蘇大橋の崩落を目の当たりに。
その話を聞きながら、その場面を想像する。
カオス。
非現実的な様相を呈しているが、抗いようのない現実。
現実、GW前の季節。
お店にはGW用にと仕入れしていた肉がいつもより多めにあった。
それをリュックに詰めるだけ詰めて家族が待つ場所に戻った。

横道に逸れるが。
人は強いストレスに晒されると、肉を強く欲す気がする。
私も同じ時期に肉を配りに走りまわっていた。
一緒に仕事をしている仲間の中にたまたま家族が肉屋を経営している人がおり。
腐らせる前にと肉パーティを開いていた。
良かったら来ませんか?と連絡をもらい、お邪魔した。
そして、どうせならと同じチームだった女性たちの家を熊本市内・大津・菊池と走りまわって配り歩いた。
あの時、心から肉はいいと思った。
なぜだか、心が元気になる。
だから、今でもしんどい時は、ステーキ肉をミディアムレアで焼いて食らう。

追記。
冒頭のTwitterに表示されてるかもですが。

2019年12月18日にマルデン、棟上げ。

大切な事なので、タイトル枠使いました(笑)。
本格的に再起動。
これで春の楽しみが増えた!!

場所はコチラ。
ちょっとだけ分かりにくい場所かも。

そして、マルデン号、ちょこちょこと市内の某スーパー各店舗に神出鬼没中。
市内でもあのカレーが食べられる・・・。

カズさん!出店情報、前日の夜にもつぶやいてほしい。
なぜならば、その方が行きやすい!!

今週はここまで。
でも、本当に精神的にへばってる時って、野菜とかほっといて、ひたすらステーキ肉だけを食べると元気になりません?
近所のスーパーで外国産のお肉ばかりなのですが、素人にも上手に焼ける方法を見つけてからは、かなり安上がりになりました(笑)。
個人的にオススメの焼肉屋さんは、旭志町(南阿蘇じゃなくて、ごめんなさい!)の道の駅に併設されているお店がオススメです。
新鮮なのです。
口に入れた瞬間、水かと思ってしまう程のジューシーさに驚きました。
しかも、リーズナブル!

熱く語ってしまった・・・。
さて、来週もお楽しみに〜!

マツモトヨシコ(青森と熊本のハイブリッド)