第7回「なんで標高が高くなると気温が下がるのか?」

連載☆アウトドア初心者の私が疑問に思ったこと

REASO会計担当のヤマシタです。前回、山の気温をズバリ予想してみましたが、そもそも何で標高が高くなると気温は下がるだろう?と思っていたところ、ちょうどテレビ番組でその理由をお笑い芸人の宇治原さんが雑学として紹介していたので、私も負けじともう少しネットで調べて、皆さんにその理由をご紹介したいと思いま~す!

~第7回~ なんで標高が高くなると気温が下がるのか?

初めに私が疑問に思ったのは、①平地よりも山頂の方が太陽から近いから気温は逆に上がるのではないか?、②冷たい空気が下にいって暖かい空気は上にいくという経験からやっぱり山頂の方が暖かいのではないか?、ということでした。調べてみると、『小学生からの質問』みたいなコーナーで同様の疑問がたくさんあがってました(私もいい歳して同レベルでお恥ずかしい、笑)。

①については答えを見れば当然と言ったら当然で、地球と太陽の距離は約1億5,000万kmも離れているようで、平地と山頂の差はその距離からしたら微々たるものでした。ちなみに地球と太陽との距離は夏(北半球)の方が冬よりも遠いらしいですよ!

では②はどうでしょう?昔からエアコンだと暖かい空気が上にいくから足下寒いよね、とか言ってたのはなんだったんでしょうか?これを調べると、文系の私にはちょっと荷が重い専門用語がたくさん出てきました。。。たぶん事前に理解しないといけない専門用語は『ボイル・シャルルの法則』『断熱膨張』『乾燥断熱減率』などのようです、汗。まあ、研究者になるわけではないので、ここからは私なりの理解を書いていきます。

要は、暖かい空気が上にいって、冷たい空気が下にいくこと自体は経験上からも分かるように正しいようです。ただ、これには気圧が一定という条件があるとのこと。家の中みたいに同じ気圧の条件下では成り立つようです。しかし、平地と山頂では気圧が変わります!空気には重さがあり、標高が高い方が背負っている空気が少なくなるので、気圧が下がると聞いた覚えがあります。気圧が下がると、空気が自由に動き回れるようになるので、その分、熱も分散して気温も下がるんですね。逆に気圧が上がると、空気が圧縮されるので、その分、熱が集まり気温も上がる。この影響で標高が100m上がるごとに1℃(正確には0.976℃らしい)下がるらしいです。ん、1℃?たしか0.6℃だったのでは?そうなんです、実は気圧が一定の時に上の方にある暖かい空気と混ざって、1℃までは下がらず、100mで0.6℃下がるようなのです。私なりに大体納得!!

本日10月5日(土)も「夜の山散歩」開催中です。https://enjoy-my-aso.jp/night-mountain-walk/
今日21時の山頂の気温はズバリ『12.9℃~14.9℃』です。結構肌寒いですよ!本日も神秘的な物語の世界へぜひお越しください。